将来資産を予測するためにキャッシュフローシートを作成することの重要性。

はじめに

　前回の記事では、資産の見える化の方法として、資産管理アプリを使うことをお勧めしました。　過去や現状の資産を把握するために資産管理アプリを使うことは、非常に有効な手段だと考えています。

　それと同じくらい将来の資産を予測することも重要だと考えています。そのために私はエクセルでキャッシュフローシートを作って活用しております。

　今回はそのキャッシュフローシートについて紹介させていただきます。

キャッシュフローシート

　以下が私が使っているキャッシュフローシートになります。

キャッシュフローフォーマット

　セルに入っている値は適当な値をいれています。

　上から年齢、イベント、収入、支出、資産という並びになっています。資産は、流動資金（現金など）、安全性資金（定期預金など）、投資資金（株など）の３つに分けて記入するようになっています。

キャッシュフローシートの記入方法

　まず、【D3セル】に今年の年をいれてください。

　次に家族の年齢を記入します。子供をこれから作る予定の方も、生まれる予定年を0歳として記入していきます。子供が3人以上予定している場合は、行を挿入して追記してください。

　次に、家族の年齢に合わせてイベントを記入していきます。

　その後、収入を記入します。何歳まで働くか、再雇用するか等も現時点での予測でよいので、それに合わせて予測される収入を記入してください。

　支出も記載の項目以外があれば、行を追加してください。

　資産に関しては、【D114～116】にそれぞれの運用利率を設定しています。流動資金0.01％、安全資産0.1％、投資資金5.0％の設定にしていますが、必要に応じて変えてもらって構いません。

キャッシュフローシートの使い方

　キャッシュフローシートの使い方は非常に簡単で、

• ①予測を立てる
• ②年が終わるごとに、その年には実績値をいれて、次の年以降を実績に合わせて修正する

のみです。

キャッシュフローシートの効果

　キャッシュフローシートを記入することにより、自分の資産がどのように変化していくかを、具体的な値で把握することができます。

　毎年実績値をいれて予測値の修正することを繰り返すことにより、予測値の精度もどんどんアップしていきます。

最後に

　ぜひ、まずはキャッシュフローシートを作成してみてください。

　具体的に未来が見えてくることで、いま何をしないと行けないかが見えてきますし、行動するモティベーションにもなります。